転職してみて①

転職をして1か月が経った。どうもお久しぶりです。

割と日々が忙しくて…というよりは、仕事をして、生活をするだけで体力がなくなってしまい、自分の日々を振り返る余力がなかった。ただそれだけです。

ただあまりにもそのままにして流すよりは自分の整理と、どうなっているのかという部分の備忘録も兼ねて書き残したい、と思って何となく書きます。

 

■前職が実は異常だったという比較のモノサシが出来た

これに関してはもともと異常な業種の異常な業務をやっていた、という認識はしていたんですが、どうもその異常度が普通に精神が壊れても仕方がないよな、みたいな分類を世の中でされている、ということを改めて知りました。

あまり前職の事は深くは言及しないですが、とにかく休職→退職のコンボが多く、どう考えても心理的負担が大きい業務しかなかったのです。

その中で3年(本当は2年半もいなかったですが…)やってきたということは緩めの会社の5年ぐらいに相当するのでは、みたいな感じの事を言われました。

こんな状態なのに鋼のメンタルと周囲から思われるという不本意なこともありますが……。

 

■自分が当たり前にできることが実は重宝される

私は誰かが話してるのを大体のニュアンスで書き起こす事は苦ではないです。

自分が喋りながらそれを文字にすることはすごく無理なんですが(マルチタスクになって脳内の処理機能がショートしてしまって、どちらかしかできなくなるか明らかな出力低下を起こしながら両方行う)、ただ文字を入力するだけ、は得意。これはインターネットに長年住み続けたおかげでもあります。

そのおかげもあって、会議などでの議事メモの作成なんかは勝手にやっているのですが、それがすごく感謝されてビックリしています。

前の会社はデスクトップPCだったので、会議室にノートPC持ち込みなんてできるわけもなく議事録書くにもメモしてそれを書き起こす必要があったのですが、今の会社はノートPCなのでどこでも持ち運びができます。

なのでどこでも好きにメモが出来ます。これはとても楽です。

後は、自分が知識がない中で人の話を聞いて書くことが意外と業務把握に繋がるので率先しています。

 

■勤務時間の裁量度

これが一番大きい気がする。

フレックス制度なのでコアタイムに出勤していれば良く、特に勤怠を厳密に管理する上司がいない(そもそも上司が在宅で出勤しないことの方が多い)ので、自分である程度コントロールが出来ます。

朝具合が悪いなぁとか(今のところないですが)、病院に行くから早く上がりたいときも別に申告せずとも調節して、もし今日7時間労働しかできなかったらどこか別の日に残業して、帳尻合わせればいい、というやり方ができる。

つまり頑張りが貯金できる、というのがとてもありがたい。

メンヘラは油断するととにかくガクッと体調が悪くなって、長時間働けないことが多い。

でも、このやり方なら「今日いけいけだから残業1時間して帰ろう」その1時間が貯金になって、後日1時間早退したり遅刻の補填にできたりする。

このあたり結構楽だなぁと思いました。

 

■周りが怒ったり、気分屋がいない

これ、すごく個人的に大きい。

「感情が安定している人が多い」というのは、メンタルに問題を抱えてる人にとってはある種常に受容されている、安心できる環境であるということだと思います。

前の会社は、気分屋が多く、常に揉めている(これは業務上仕方がないのですが)、業務のストレスのため喫煙率が男性80%、そのためニコチンが切れてくるとイライラが半端なく、書類の捺印を依頼したら書類ぶん投げられるなどなど…色々人に気をつかったりビクビクしながら仕事をしていたのですが、それがない。

そもそも在宅の人が多いので、オフィスに来ている人が少ない。(それはそれで頼れる人が少ない、という不安さも掻き立てられますが)

監視の目が少なく、割と自由にできる、辛い時はトイレに行っても特に誰が気にしているわけでもない。

 

結局その環境というのはガチャと同じで、たまたまこういう環境を引き当てることができた、という部分が多いので何とも言えないですが、確かに転職で変わることはあるなぁと思いました。

ただ転職までに鬱が悪化したりして大分アレだったので、本当に難しいし万人におすすめできるか、というとそういうわけではないのですが……。

 

 

 

酷暑ですが、とりあえず、生きていく。今日も精一杯生きていく。

久しぶりに希死念慮から解放されています。それはいい気持だったかもしれない、ずいぶんと忘れていた気持ちをたくさん思い出して、今日も一日を終わらせる。